
海外版モナーコインと称されるペペキャッシュですが、イマイチどのような仮想通貨なのか知らない人も多いです。一体どのような通貨なのか、そしてどのようなことに使われているのかを解説していきます。もしかしたら、とんでもない価値を生み出すかもしれませんよ?
ペペキャッシュとは
PEPECASH(ペペキャッシュ)とは、海外匿名掲示板『4ちゃんねる』から生まれた仮想通貨です。どこかで聞いたことのある掲示板だと思いませんか?そうです、日本の大型掲示板『2ちゃんねる』ですね。このペペキャッシュが、海外版モナーコインと呼ばれている由縁はここにあります。モナーコインも2ちゃんねるのアスキーアート『モナー』がモチーフになっているからです。ペペキャッシュのモチーフとなっているのは緑のカエルで、少し不気味な感じもします。
しかし、この緑のカエルはアメリカでは非常に人気があるんです。確かに、見た目的にはザ・アメリカって感じで、このカエルがとんでもない価値になるかもしれないのだから驚きですよね。このキャラクターの絵が描かれたレアぺぺと呼ばれるデジタルカードは、時に数百万の価値にもなります(詳しくは後述)。時価総額は20億円前後で、時価総額ランキングでは200位前後です。1600種類以上ある仮想通貨の中でも上位ですね。
因みに、このカエルの名前がペペであり、モデルになったのがマット・フュリー氏のインターネット漫画シリーズ『ボーイズ・クラブ』に登場する『Pepe the Frog(カエルのペペ)』という擬人化したカエルのキャラクターと言われています。漫画のペペは特に目立つようなキャラではありませんでしたが、4ちゃんねる上でジョークや皮肉で使われるようになり、いつの間にかマスコット的な存在になったのです。
ペペキャッシュ自体に通貨としての価値はほとんどありません。基本的には、カードの交換や申請の手数料に消費されます。トークンとしての性質を持った仮想通貨と言ったところでしょうか。レアペペなどの影響もあってか、2017年に0.2円から28円まで急上昇し、140倍という高騰をみせました。
低価格
先ほど、ペペキャッシュは140倍という高騰を見せたと書きましたが、それでも28円です。その後はゆっくりと価格も落ちていき、10円を割りました。2017年の年末には5円を割るところまで落ちたため、非常に買いやすい通貨であることは間違いありません。初心者でも大きな損をすることがないので、仮想通貨の練習に買ってみるのも悪くないでしょう。ただ、通貨としての価値はないので使い道を考える必要があります。
強力なコミュニティが存在する
日本では馴染がありませんが、レアペペカードは海外で大人気になっています。人気の作品には数百万円という価値が付くのですが、そんなレアペペカードを販売したり購入したりすることが可能なサイトが海外には存在しているのです。そのサイトが、『Rera Pepe Directory』です。
Rera Pepe Directoryは、非常に強力なコミュニティです。仮想通貨というものは、コミュニティが強力であればあるほど価格が上昇しやすい傾向にあります。そんな中で、強力なコミュニティが存在しているペペキャッシュは今後の成長にも期待出来るということです。
ホワイトリスト入り
現在、ぺぺキャシュを扱っている国内取引所はZaif(ザイフ)です。仮想通貨には、金融庁の認可が下りている『ホワイトリスト』というものがあり、ペペキャッシュはホワイトリスト入り仮想通貨となっています。国からお墨付きをもらっているという意味では、非常に高い安心感があるでしょう。
レアペペとは?
ペペキャッシュの最大の特徴とされているのが、『Pepe the Frog』と呼ばれるカエルのキャラクターです。モナコインの『モナー』や、ニャンコインの『Nyancat』のような感じですね。ペペキャッシュでは、主にこのキャラクターの絵が描かれたレアペペカードの売買に利用されます。ビットコインのブロックチェーン上にデジタルカードを作成出来るんです。
このデジタルカードの売買には、職人も存在しています。レアペペの販売を職業としている人もいるくらいです。評価が高い人の作品であれば、1枚のレアペペに数百万円の価値が付くこともあります。ただのデジタルカードに数百万円の価値が付くなんて凄いですよね。レアペペの使用方法としては、コレクションやカードゲームなどで、そのカード自体をお金をして利用する訳ではありません。
以上のように、レアペペを作るだけで儲かる可能性があります。しかし、誰もがレアペペとして販売出来る訳ではないのです。作成したペペカードは、『Pepe scientist』と呼ばれる審査機関に申請しなければいけません。そこで審査され、基準に達して認可が下りた場合に限り、公式Pepeカードとして認定(Certified)されます。因みに、審査料として6800PEPECASHを送金する必要があるので覚えておきましょう。
因みに、カードの絵に関してはユーザーの自由になっています。誰を真似ても大丈夫ですし、どんな構造であっても大丈夫です。中には、ポケモンの顔をカエルにしたり、有名なサッカー選手の顔や周りをカエルにしたカードもあります。やり過ぎたら訴えられるかもしれないので、注意した方が良いかもしれませんね。
レアペペの発行数自体は限られているので、絵の内容がユニークであったり珍しかったり描いた人が有名人だったりすると高値で取引されます。審査自体は厳しくないと言われているので、興味がある人は挑戦してみてはどうでしょうか?もしかしたら、凄い高値で売れるかもしれませんよ?
発行されているレアペペが気になる人もいるでしょう。確認するにはいくつか方法があります。まずは、『Rare Pepe Directory』で確認出来ます。次に、『Rare Pepe Wallet』と呼ばれるウォレットを利用することで、レアペペの閲覧が可能になります。
レアペペを作成するには、『カウンターパーティー』でトークンを作りましょう。トークンを作って、カードのイラストを描いたら『Pepe Scientist』に投稿してください。今までの傾向を見る感じ、ウケ狙いの方が評価が高そうです。日本のアニメキャラなどをモチーフにしてみてはどうでしょう(自己責任でお願いします(笑))。
ぺぺキャッシュの将来性・価値が高騰するのかを考察
現状、ペペキャッシュに特別な機能がないことから、将来性がないように思われがちです。しかし、ペペカードの需要が増えていけばペペキャッシュの価値も上がっていきます。そのため、ペペカードの将来性の高さが直接ペペキャッシュの将来性に繋がってると言えるでしょう。
実際に、ペペカードの人気は上昇しています。人気のユーザーも存在していることからも分かるように、今後も新しいデザイナーが増え続けることでしょう。ペペカードだけで大きな利益を上げれると分かれば、企業クラスで参入してくるかもしれません。コレクションとしての価値も高まり、いずれはオークションにまでなる可能性を秘めています。
こうしたことから、ペペキャッシュの価値は上がっていくと考えられます。ただし、日本でペペカードが流行るかは疑問です。何より、ペペキャッシュのキャラクターが日本人向けではありません。アメリカなどをターゲットにしている絵なので、ペペカード自体は見かけないことの方が多いでしょう。
ただし、ペペカードがトレーディングカードゲームとして活用されるようになれば話は変わる可能性もあります。日本人はカードゲームが好きですから、対戦目的での購入ならあり得るでしょう。やはり、対戦やコレクションというのがカードの醍醐味ですからね。
こちらのサイト【http://bookoforbs.comk】では、ブロックチェーン上で製作されたカードを管理し、トレード出来るアプリがあります。今後の成長を考えると、確認しておくべきアプリかもしれません。見ている内に、欲しいペペカードが見つかるかもしれませんよ。
まとめ
仮想通貨のさらなる発展には、エンターテイメント性が必要になってくるでしょう。最近では、人気ゲーム内で使える仮想通貨などが多く製作され、注目を集めています。このように、仮想通貨を使用して何かのブームを起こしていけば、日本でも仮想通貨が盛り上がりを見せるでしょう。
そういった意味で、ペペキャッシュのような性質を持つ仮想通貨は相性が良いです。どんな分野でもブームはいつ起こるか分かりません。ペペカードの認知度が上がりつつある今こそ、しっかりとした知識と情報を確認しておきましょう。今後、ぺぺキャッシュがどのように成長していくのか非常に楽しみです。